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    <title>架琉魔研究所</title>
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    <description>うたかたの如く消えては浮かぶ気紛れ野郎、架琉魔の小説・挿絵保管庫です。</description>
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    <title>当サイトおよび当サイトの作品取り扱いにつきまして</title>
    <description>当サイトはリンクフリーです。
リンクを張っていただけるのでしたらお好きに張っていただいて構いませんが
連絡をしていただけるとうれしいです。

パソコンが一度壊れてしまったため
作品のログはpinksaturn様が保存してくれているログから引用していますので
ブログに掲載してる挿絵も保管庫...</description>
    <content:encoded><![CDATA[当サイトはリンクフリーです。<br />
リンクを張っていただけるのでしたらお好きに張っていただいて構いませんが<br />
連絡をしていただけるとうれしいです。<br />
<br />
パソコンが一度壊れてしまったため<br />
作品のログはpinksaturn様が保存してくれているログから引用していますので<br />
ブログに掲載してる挿絵も保管庫に転用していただいて構いません。]]></content:encoded>
    <dc:subject>未選択</dc:subject>
    <dc:date>2030-10-13T22:14:04+09:00</dc:date>
    <dc:creator>架琉魔</dc:creator>
    <dc:publisher>NINJA BLOG</dc:publisher>
    <dc:rights>架琉魔</dc:rights>
  </item>
  <item rdf:about="http://kakaruma.blog-sim.com/%E6%9C%AA%E9%81%B8%E6%8A%9E/act5%20%E6%A2%A8%E6%B2%99%E3%81%AE%E8%A6%9A%E9%86%92%20">
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    <title>act5 梨沙の覚醒 </title>
    <description>『熱い…苦しい……』 
何も見えない状態で、少女は茫然としていた。 
体を支配しているのは、本来の性能を発動したことによる歓喜に近い火照り。 
そして、息ができないのに死ぬ事も出来ない苦痛。 
ナノマシンで形造られた『怪人の体』の内側では、コードが小さい体を縦横無尽に締め付け 
あるところ...</description>
    <content:encoded><![CDATA[『熱い…苦しい……』 <br />
何も見えない状態で、少女は茫然としていた。 <br />
体を支配しているのは、本来の性能を発動したことによる歓喜に近い火照り。 <br />
そして、息ができないのに死ぬ事も出来ない苦痛。 <br />
ナノマシンで形造られた『怪人の体』の内側では、コードが小さい体を縦横無尽に締め付け <br />
あるところは接続し、あるところはぐちゃぐちゃに溶けて自身が機械と融合している。 <br />
しかし、そんなあまりにもヒトの脳では耐えきれないような変形より…何より少女を絶望させたのは… <br />
『おかぁさん…モミジ…おおやさん……』 <br />
人の死を、再び間近に見たことだった。 <br />
今は爆発の影響で届かないが…蟲達は正確に、自分の絶望が放った爆弾羽虫達の資格情報を総て少女に送り込んでいた。 <br />
混乱と恐怖のうちに全身に羽虫を詰められ絶命した人もいた。 <br />
何も知らずに突然の爆発に巻き込まれ何も気づかずに絶命した人もいた。 <br />
そして爆発に巻き込まれたのは、自分を助けてくれて…少しの間でも大切にしてくれた大家さんと紅葉、そして壱織の姿もあった。 <br />
無事を知る術もない…少女は再び、ファウスト基地の地下と同じ闇と熱の中に居る。 <br />
闇雲に腕を振り回して、いやな感触が腕に伝わった。 <br />
そこを見ると、変異した自分の腕に血がこびりついていた。 <br />
<br />
また、自分が人を殺したのだ。 <br />
<br />
『「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああああ!!!!!!!!」』 <br />
<br />
怪人が人間の耳では理解不能な重低音の咆哮をあげたのと、紅葉の跳躍は同時だった。 <br />
軍服のファウスト戦闘員(女性タイプ)達が腕に内蔵した槍を紅葉に延ばす。 <br />
総てが地震に突き刺さる前の一瞬の動作、その内一本を掴む… <br />
「うざってぇっ…んだよ!!!!!!」 <br />
…そして、力任せに振るった。 <br />
押し流されるように周囲の軍服達が紅葉の周りから離れる。 <br />
距離はだいたい20m、その間も、怪人の生み出した巨大蟲と軍服達がひしめいて争い合っていた。 <br />
そして、紅葉は怪人の咆哮をほぼ本能的に音声解析すると同時にその優れた視力で怪人自身を見る <br />
複眼と外骨格の隙間から無限に血の涙を流しながら、怪人は…梨沙は暴れていた。 <br />
「梨沙………っ」 <br />
梨沙の感じている、戦闘機械と化してしまった自分がとうに忘れてしまった『殺人に対する罪悪感』… <br />
それを紅葉は生体部分の唇が少し切れるまで噛みしめ、正確に、直線的に、梨沙の居る場所を向き <br />
狼のように四つん這いに身を屈めた。 <br />
怪人に向かう軍服の壱段は、自身の金属部分に不自然な力がかかっている事に気付き紅葉の方を向く。 <br />
着地し、低くかがんだ紅葉の全身に…放電するほどの激しい電流が走っている。 <br />
「これ以上、梨沙を泣かせるなぁぁああ!!!!!」 <br />
紅葉が吠えた瞬間、咆哮の末尾がドップラー効果で高くなる。 <br />
それは最早、紅葉が銀の光を放つ砲弾と化したとしか表現できなかった。 <br />
軍服達の金属部分をレールとして、レールガンの原理で一気に跳躍したのである。 <br />
紅葉に一部でも触れた者は、軍服達も蟲達も、そのあまりの運動エネルギーと紅葉自身の放熱によって <br />
ボフッ、 <br />
と、紅葉の征く道から放射状に破裂した。<br />
「くぁぁぁぁあああああ!!!!!」 <br />
足を紙面に突き立て、クレーターを作り減速する。 <br />
しかし、次の瞬間紅葉の眼前に在ったのは <br />
紅葉自身を噛み砕かんとする機械蟲の巨大な顎。 <br />
「どけぇ!!!!」 <br />
紅葉の電磁加速ブロウで、蟲の頭部はバシャア、と水風船のように破裂した。 <br />
「フーッ…フーッ……っぐうぅっ!!!??」 <br />
しかし次の瞬間に、蟲の頭があった場所から巨大な手が生えて紅葉の全身を掴んだ。 <br />
怪人が、蟲の後ろに手を入れている…蟲は怪人にとって児であり、体の一部でもあるのだ。 <br />
蟲の遺された体を吸収しつつ、怪人はビュルン、と紅葉を掴む巨大な手をすぐそばに引き寄せる。 <br />
怪人が紅葉を凝視し、呟く <br />
「『も……視ジ…………御ね得血ゃン……？』」 <br />
そうつぶやいた直後、紅葉をつかむ巨大な手がどろりとケロイド状に溶け、紅葉を侵食する <br />
「いっ…!!?ぎ…あぁぁぁぁぁぁああっ!!!!」 <br />
関節をはじめとした銀の甲冑の隙間から、体の内部へと侵入される異常事態に <br />
痛覚、熱気、寒気、触感、性感…体中のあらゆる神経細胞が警告を発している。 <br />
しかしナノマシンが浸食した部分からハッキングされ、浸食による神経の警告まで体の内側まで這ってくるのである。 <br />
紅葉は悲鳴を上げて電流を発そうとする…しかし。 <br />
「あぁぐっ…ぐ……ぅぅぅぅぅぅぅっ」 <br />
耐えた、相手はナノマシンの塊として暴走した梨沙だ。 <br />
今電流を流せば梨沙も無事では済まない筈だ。 <br />
「り…さ………ぁ…」 <br />
ケロイド状の怪人に呑まれる形で、紅葉は意識を手放した。<br />
<br />
<br />
三井教授は、彼女たちのスペックを熟知したうえで来たはずだった。 <br />
彼女たちには到底…まして生身の人間にさえ後れをとる筈などないという確信があった。 <br />
なのに何故、彼女たちは…特にNo.4は強化戦闘員を圧倒し、あまつさえNo.5への前哨戦とすら扱わないほどの結果を出しているのか。 <br />
紅葉が怪人に呑みこまれたから良いようなものの、壱織達と戦っているこちらの戦況はあまりいいモノとは言えない。 <br />
「何故だ、スペックでは貴様らなど強化戦闘員の足元にも及ばない筈だ…!!!」 <br />
「てめぇは趣味に走りすぎなんだ…よっ!!!」 <br />
大家さん…大樹が軍服の殴りかかる腕を寸前で避け、背負い投げる。 <br />
実際、軍服達は女性型だ。 <br />
先ほど五花宅に押し寄せていた男性型ならいざ知らず、質量を小さく小型高性能化した戦闘員たちなら技術さえあれば投げられる。 <br />
そうでなくても、鍛え抜かれた大樹の腕力と技術なら相手が男性型であろうと投げ飛ばせていたに違いない。 <br />
軍服同士がぶつかり合って、一帯がドミノ倒しになる。 <br />
そこへすかさず大樹は手榴弾ともいえる弾頭を投げつけた。 <br />
瞬間、爆風が軍服達を襲い、後には何も残らなくなる。 <br />
「その気になりゃ壱織だって投げ飛ばせらぁ。」 <br />
「それはどういう意味でしょう？」 <br />
背中合わせになった壱織が静かに怒りを込めた口調で大樹に聞き返した。 <br />
いや、旧式のサイボーグである時点で重量自体はあるし、そもそもサイボーグである時点で体重は気にしたって関係ないようなものだが <br />
さすがに女性として、体重の事を言われるのはショックであるらしい。 <br />
そう言っている間にも、軍服の一体がレイピアを壱織に放った。 <br />
壱織はカメラアイで確認した瞬間、サポートコンピューターの指示も間に合わないような反射速度と計算能力で、裏拳をレイピアに充て軌道をそらした。 <br />
紅葉もそうだった、本来の放電加速機能を、独自の解釈と戦闘本能でさらなる能力に開花させている。 <br />
「ち、調教しきったこいつらでは話にならないということか…下　が　れ　ぇ　!!!!」 <br />
三井教授の怒号におびえるように、軍服達は滝割りのように三井教授と壱織達との間をあけて空間を作った。 <br />
一方で三井教授は作務衣を脱ぎ、人形のように白い少女の肌を露出する。 <br />
「なら、私が相手になろうじゃないか…久しぶりになぁ…No.1。」 <br />
三井教授が、機械少女のあどけない顔を恐ろしい狂気に歪ませる。 <br />
「変身。」 <br />
グパン！！ <br />
三井教授の立っている多脚機械が、花開くように展開し三井教授をその生体部品に取り込んだ <br />
そして折りたたむように多脚機械が変形を繰り返し、やがて人型の巨人へ変形する。 <br />
胸にはトルソーのように無防備な上半身をさらけ出す三井教授が組み込まれているが、その周囲には硬質な防弾ガラスが張られている。 <br />
「久しぶりに、実験体を踏み砕く快感を、私に与えてくれ!!!!」 <br />
「……悪趣味ここに極まれりだな、あれ元はあのじぃさんだろ?」 <br />
「・・・・・・・。」 <br />
吐き気が込み上げて、大樹は口元を押さえる。 <br />
一方で壱織は、確かな憎しみを込めた目で三井教授の本体を見つめていた。 <br />
「そんなに怖い顔しちゃいやよぉ、No.1…これは総て貴女の研究が招いた事なんだからねぇ」 <br />
三井教授は、外見相応の口調で壱織に言い放つ。 <br />
「あぁそうか…貴女の『妹』、もうNo.5に呑まれちゃってるんだっけ？」 <br />
今ここに居るのは、調教によって完全に思考能力を奪われた軍服達を除き当事者である三井教授と壱織、そして大樹のみ。 <br />
「そう、だから話す事は何もない…」 <br />
壱織は剣を構え、三井教授の巨体に構える。 <br />
「つめたぁい♪それでこそ我がファウストの誇る最狂冷徹の技術者だわ！」 <br />
「紅葉は帰ってくる、貴方は本当に分かってないの? <br />
信号解析すれば、すぐにわかるものを…だから私が居なくなって初めて教授になれた。」 <br />
三井教授の目が、これ以上ないほどに大きく見開かれた。 <br />
「…………………なに？」 <br />
「ここは…」 <br />
紅葉が目を覚まし気付いた事は、体の感覚が総てなくなっていた事だった。 <br />
「死んじゃったのか？…あたし……ハハッこの体でそう言うのもおかしい気がするけど…」 <br />
自問自答して軽く笑う。 <br />
その余裕が何処から来るものか、紅葉はとうに見当がついていた。 <br />
目の前でうずくまりすすり泣く、クリーム色の少女。 <br />
否、そこはもう意識だけの世界なのだろう…少女の髪は栗色だし、自分は生来の赤い髪の色をしていた。 <br />
気付いて自分の生まれた家が本当に外国由来の良家だったんだな…と内心で驚きつつも、その赤毛をいじくりながら紅葉は梨沙に歩み寄る。 <br />
「………こないで…」 <br />
怪人の発していた超低周波の咆哮…それを解析して得た『悲鳴』… <br />
少女は…梨沙はその口で、少女本来の消え入りそうなか細い声でそれを呟いた。 <br />
「わたしは…人を殺しちゃった…いっぱい、いっぱい…あの人たちとも、おねぇちゃんたちとも同じ… <br />
もうやなの……誰もこないで…そうじゃなかったら…私を……ころ…」 <br />
梨沙が言いきる前に、紅葉は梨沙に駆け寄り、梨沙の体を起して抱きついた。 <br />
懐かしい生身の感触を、その世界は忠実に再現していた。 <br />
「梨沙、現実を見て」 <br />
紅葉は、話してやっと自分が鼻声である事に気付く…しかしそれも気にせず梨沙に話しかけて行く <br />
「壱織姉ぇも、大家さんも、梨沙のために戦ってる」 <br />
「わたしが、哀れだから？」 <br />
梨沙の問いに、違う。と紅葉は断言する。 <br />
「違う、生きてほしいから…人間として、どんな体でも人間として生きたいから <br />
これが私たちに残された、人間らしさだから… <br />
それを正しいことだって証明したいんだ」 <br />
紅葉の梨沙を抱く腕に力がこもる、生身の頃のひ弱な腕…しかし梨沙には紅葉の熱が確かに伝わっていた。 <br />
「ファウストでも、誰かを殺してまでそれを得ようとするのは身勝手な我儘かもしれない <br />
でも、梨沙…罪は誰でも背負うものだよ。 <br />
それを償うのが、生きるってことなんだ…生き物として、人間として… <br />
だから、梨沙…生きよう、一緒に!!!」 <br />
少し離れて、梨沙を見る紅葉の瞳は何処までもまっすぐで <br />
梨沙は、四季紅葉という人間の心の在り方を…その目に映した。 <br />
そして梨沙は、この体になって初めて…自分の意思を口にした <br />
「・・・・・・・・・生き・・・たい・・・っ！」 <br />
その目からはもう、涙は止まっていた。<br />
<br />
<br />
「貴様ぁぁぁぁぁああ!!!!!」 <br />
三井教授の悲鳴に近い叫びが響く。 <br />
三井教授とダイレクトに連動した巨人の体は、その巨体に人間と同等の反応速度を与え <br />
教授の猛攻を、壱織も回避することしかできない。 <br />
「貴様が居たから…!!!私の名声は地に落ちたんだ!!! <br />
こんな処で隠れて研究する事になったのも!!! <br />
誰もついてこないのも!!!! <br />
貴様がもてはやされて、私に視線が来なかったからだ!!!! <br />
自覚していて尚私を侮辱するか、桜壱織ぃぃぃぃぃぃいいい!!!!!」 <br />
「うぁっ…!!?」 <br />
巨大な拳が地面を削り、壱織は土砂に巻き込まれた。 <br />
「やはり変わらんなぁ～、いくら戦闘に慣れようが、スペックを超える事なんて出来る筈がないのだ」 <br />
三井教授は狂気の笑みを浮かべながら、壱織の足に巨人の足を乗せる。 <br />
ミシッ…ぎり、バキっ <br />
「ぐ…ぅっ…ぅあ、あああぁぁぁぁっ!!!?!」 <br />
右足を潰された痛みに、壱織は悲鳴を上げる。 <br />
「ひゃひゃひゃひゃ…!!!」 <br />
<br />
「ガラ空きだ馬鹿野郎。」 <br />
ガコン、 <br />
大樹の放った銃弾が、三井教授の肩に命中した。 <br />
一瞬の間をおいて、爆発。 <br />
「ぐぁぁぁあああっ!!?!…なんだと、『蓮獄』の装甲にそんなもの通る筈が…っ!!!」 <br />
それは融合型が故の視点の違いだった。 <br />
先ほど大樹が放ち、瓦礫で防がれた炸裂弾は確かに三井教授に命中する事はなかった… <br />
しかし、瓦礫をわずかに貫通し多脚機械自体にはわずかながら傷を与えていたのだ。 <br />
そのわずかな傷の隙間から、炸裂弾を爆破させた事により、三井教授には致命的な装甲の欠点が出来てしまった。 <br />
「ぐ…くっそぉ…っ」 <br />
しかし、大樹は苦痛に負けてその場に膝をつき、肩から倒れこんだ。 <br />
それを撃った大樹自身も、既に肩が限界に来ていた。 <br />
不敵な笑みで隠してはいたが、先ほどの戦闘での消耗も激しかったのだ。 <br />
壱織も片足を損傷しては、技術による攻撃も不可能…三井教授の有利には変わりがなかった。 <br />
「貴様らぁ…そのうす汚い脳漿を今ひりつぶしてやる!!!」 <br />
巨人の足を持ち上げ、三井教授は壱織の頭部に狙いを定めた。 <br />
<br />
スト　ん <br />
<br />
「……あ？」 <br />
足が下せない、何かが下そうとさせない… <br />
体の中に芯が通って、固定された感覚を三井教授は感じていた。<br />
三井教授は、何とか動く本体のみを捻り巨人の肩を見た。 <br />
クリーム色の杭が刺さって、機械の内側に浸食しているのが目に見えた。 <br />
「なんだと……これは…まさか!!!!」 <br />
「それが原因だよ、三井教授…貴方は独りよがりすぎたんだ。 <br />
だから誰も近づかないし、誰の事も貴方には理解できないんだ。」 <br />
壱織が諭すように呟いた。 <br />
杭の放たれた先、遠く半kmは離れた位置に、パイルバンカー状の鉢を腕に泊まらせ構えたクリーム色の少女の姿があった。 <br />
そして、亜音速で駆け寄る銀色の光が眼前に迫る。 <br />
「…!!!うごけぇぇぇぇえええ!!!!!」 <br />
危機を感じた三井教授の執念が、杭の呪いに打ち勝ち、壱織を外したとはいえ <br />
巨人の足をおろしそれを避けることに成功した。 <br />
銀色に輝くそれは、銀色の狼を擬人化したような甲冑に身を包み <br />
三井教授の巨人の肩の上に着地していた。 <br />
そして銀色の狼…紅葉は左腕を強く握り、体内の電気を放電させる。 <br />
「歯ぁ食いしばれぇ!!!」 <br />
乾いた音は防護ガラスが割れた音、そして…紅葉はそこで拳と放電を止めた。 <br />
「装備のバッテリー切れ…ならば私の身でも!!!」 <br />
巨人から分離した三井教授本体の腕が変形し、異形の鉤爪となって紅葉に襲いかかる…しかし紅葉は左手でそれを受け止めた。 <br />
「言ったろ？歯を食いしばれって!!!!」 <br />
そして右手を握りしめ、電磁加速も放熱もない渾身の拳を三井教授に打ちつけた。 <br />
やがて、巨人の肩に刺さった杭が溶け、巨人の体を溶かしていく… <br />
巨人の体は完全に消滅し、気を失った三井教授とその胸ぐらをつかむ紅葉が残った。<br />
<br />
「…これだけの失敗をしたんだ……私をファウストに送り返しても、いずれは実験隊として殺されるだろう <br />
私を生かしたところで、それは偽善でしかないぞ……？」 <br />
力なく軍服に抱きかかえられ、ヘリに乗り込みつつ三井教授は言う。 <br />
負けて冷静さを取り戻した彼の言うことはもっともだ。 <br />
しかし紅葉は、その三井教授に反す。 <br />
「でも、償って少しでも生きなよ <br />
偽善なんかじゃない、少しでも生きるべき奴は生きてほしいだけだよ」 <br />
こちらも紅葉に抱えられながら、壱織は言った。 <br />
「互いに犠牲は大きかった <br />
ファウストの上層部もそろそろ 人 員を割けなくなってきている筈でしょう？ <br />
とくに、最初から『あの男』の研究に関わっていた貴方なら尚の事よ」 <br />
「…壱織姉ぇ…あの男って何なの？ <br />
…そろそろ本当のことを話してよ、何も隠さずに」 <br />
紅葉の有無を言わさない問いに、答えたのは三井教授だった。 <br />
「教えていなかったのか…No.4 <br />
お前の考えている通り、その女は私の元同僚…いや、私以上の『実験』を成功に収め… <br />
それなのに良心の呵責に耐えきれず出て行ったのさ…そして」 <br />
言葉をさえぎり、壱織は続けた。 <br />
「『あの男』はね、私たちの元であり原点…最初に『発見された』サイボーグ <br />
私たちの知らない組織の歴史を総て収めた…オーバーテクノロジーの申し子… <br />
私たちの、最後の患者だったのよ…」 <br />
<br />
　　　　　　　　　　　　　　To be continued <br />
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    <dc:date>2009-10-12T21:12:49+09:00</dc:date>
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  <item rdf:about="http://kakaruma.blog-sim.com/%E6%9C%AA%E9%81%B8%E6%8A%9E/act4%20%E5%BE%AE%E5%B0%8F%E6%A9%9F%E6%A2%B0">
    <link>http://kakaruma.blog-sim.com/%E6%9C%AA%E9%81%B8%E6%8A%9E/act4%20%E5%BE%AE%E5%B0%8F%E6%A9%9F%E6%A2%B0</link>
    <title>act4 微小機械</title>
    <description>それはまさに、地獄と形容すべき風景だった 
平和な筈の住宅街の家屋はその殆どが原形を残しておらず戦いの凄惨さを物語り 
崩れた家屋からは死臭が、燃え上がった家屋からは人の焼ける臭いが漂ってくる 
壱織と紅葉は背中合わせで二つの敵と戦っていた 
一つは、黒い軍服を着た集団…ファウストの強化兵達...</description>
    <content:encoded><![CDATA[それはまさに、地獄と形容すべき風景だった <br />
平和な筈の住宅街の家屋はその殆どが原形を残しておらず戦いの凄惨さを物語り <br />
崩れた家屋からは死臭が、燃え上がった家屋からは人の焼ける臭いが漂ってくる <br />
壱織と紅葉は背中合わせで二つの敵と戦っていた <br />
一つは、黒い軍服を着た集団…ファウストの強化兵達 <br />
もう一つは、クリーム色の体液を節々から垂れ流す蟲のような怪物達…そして… <br />
「…っ、流石に数が多すぎるよ壱織姉。」 <br />
「お願い、目を覚まして!!」 <br />
壱織が蟲達の先に居る…物言わず涙を流し、蟲を装甲のように纏った少女に叫ぶ <br />
「気をしっかり持って、梨沙ぁ!!」 <br />
<br />
話は、その日の朝へと遡る <br />
「着替え終わったかー？」 <br />
大家さんが玄関の外で待っていると、壱織が中から親指を立てた手を見せOKの合図をする <br />
中へ入ると、そこにはクリーム色の可愛い少女がいた、着替えを終わらせた梨沙である <br />
淡い色のセーターとロングスカートは以前助けた時の悲惨な格好を忘れさせる <br />
寧ろクリーム色という独特な髪の色が人形じみた可愛さを引き立てているのは皮肉とも言えるだろうが… <br />
「おぉ、より可愛くなったじゃないか」 <br />
大家さんが言うと無表情な梨沙の顔が少しだけ綻んだ、この子も野菜スープの一件以来大家さんには心を許しているようだ <br />
壱織達は梨沙を取り返した際に彼女の親族の居場所を調べていた <br />
ロストした被害者を最も幸せな形で助ける、それが壱織の目的であり紅葉にとっても過去の償いとなっていた <br />
もっとも、ここまで救出に成功した例は今まで紅葉と梨沙の二人のみなのだが <br />
そして一番難しい課題が、改造を受けた梨沙を家庭に受け入れてもらえるかだ <br />
鏡を支える紅葉が少し項垂れた、その頭をのしのし家に上がってきた大家さんが殴る <br />
「ぎゃんっ!!？わっ、何するんだよ」 <br />
一瞬の痛みに頭を押さえて、慌てて倒れそうになった鏡を支えなおし紅葉は大家さんに訴えかける <br />
「いつまでも気にしないって言ったのは紅葉だろうが、それよりは梨沙の事を心配してるんだな」 <br />
その言葉に納得し…殴るのはやりすぎだとも思うが納得した紅葉は「そだな」と一言言って梨沙を見た <br />
「ところで、その親戚ってどんな奴なんだ？」 <br />
紅葉が聞いた <br />
「五花・佳奈果（かなか）っていう女の人、工業大学の教授…」 <br />
「なんだ、壱織と元同業者か」 <br />
大家さんの何気ない一言に紅葉は目を見開いた <br />
「へ、壱織姉って教授だったの?…じゃあ今何歳…」 <br />
「昔の話よ。」 <br />
途中ではっきりとした壱織のその言葉に遮られ、紅葉は言葉を詰まらせた <br />
「…あと歳は関係ないでしょこの身体だったら、もう」 <br />
わざとらしく頬を膨らませた壱織だが、過去の話題には本当に触れられたくないらしいと言う事は紅葉にも理解できた <br />
同時に、同じ身体を持つ義理の姉に対しての壁さえも… <br />
「もみじ…おねぇちゃん」 <br />
紅葉が気がついてすぐ横下を見ると、梨沙が紅葉を心配そうに見上げていた <br />
相変わらずの無表情だが、心配しているという事は不思議と感じられた <br />
「……ごめんな、あたしがこんなじゃ不安になるよな。」 <br />
紅葉は一回、両手で頬を叩いて気付けをした <br />
今度こそ鏡が倒れて割れて、大家さんが紅葉の頭を殴った<br />
<br />
<a href="//kakaruma.blog-sim.com/File/IMG.jpg" target="_blank"><img src="//kakaruma.blog-sim.com/Img/1255386344/" border="0" alt="" /></a><br />
<br />
「バカになったらどうしてくれるんだよ、こんなあたしでもここは唯一生身なんだぞ？」 <br />
「バカだな、もう既に馬鹿じゃねぇか。それ以上はないから安心しろ。 <br />
せっかく貸してやった鏡を粉々にしやがって。」 <br />
頬を膨らまして車の後部座席に座る紅葉に大家さんは冷徹な返答を返した <br />
それによって不満の表情を余計露わにする <br />
「・・・。」 <br />
梨沙が二人の間の険悪な空気に首を項垂れている <br />
壱織がなだめるように言う <br />
「まぁまぁ、そろそろ着くよ。」 <br />
壱織達の載った車は都内にある住宅地に佇む、ある一軒家の正面に停車する <br />
「ありがとうございます大家さん、それじゃあ話を付けてくるから <br />
あっちも工学の専門だから、話はわかるだろうしね。」 <br />
そういって大家さんに一礼した後、壱織は車を降りてチャイムのボタンに手を伸ばそうとした <br />
伸ばそうとして…辞めた <br />
車の窓を割って、紅葉が車から飛び出したからだ <br />
「…な、紅葉!!人の車になにを…」 <br />
「壱織姉!!血の匂いだ!!」 <br />
紅葉のその一言で、大家さん…大樹と壱織の目つきが変わった <br />
壱織は大きく腕を引き、力づくで家の門を叩き壊した <br />
紅葉はそのまま塀を跳び超えて敷地へと入り込む <br />
紅葉の目が庭の窓から見える内での人影を捉え、判別する <br />
黒い軍服、ファウストに所属する人間が6人 <br />
そして肩から血を流している妙齢の女性、恐らくは五花佳奈果 <br />
紅葉の思考はファウストの殲滅に向けられた <br />
右手の皮膚が銀色の装甲と入れ替わる <br />
「変身!!」 <br />
掛け声と共に紅葉の全身が銀色の甲冑に変換した <br />
「変身…!!」 <br />
壱織もコートを脱ぎつつ駆け足による衝突で家屋のドアを突き破る <br />
ドアが弾けた向こうには、緑色の甲冑に身を包んだ壱織が居た <br />
ファウストの軍服達がその存在に気付いた時にはもう遅く、紅葉は窓ガラスを突き抜けて <br />
軍服の一人の頭部を鷲塚んでいた <br />
そして勢いに任せ回転し、佳奈果らしき女性に近い軍服に投げつける <br />
しかし対象の軍服は左手を振り上げ投げられた軍服を弾き飛ばした <br />
熱量で軍服の腕が焼け落ちる、その腕は機械で作られていた <br />
「強化兵か、厄介だ。」 <br />
軍服達は掌から刃を突き出し、女性を確保しつつ紅葉に襲い掛かった <br />
しかし紅葉もそれ以上の装備を持っている、指先から爪が伸びると紅葉は軍服の刃を引き裂いた <br />
引き裂かれた刃には高熱を帯び熔かされた跡 <br />
放熱の爪を仕舞い、紅葉は電磁加速ブロウで軍服の腹部を貫いた <br />
…頬が、釣り上がった気がした <br />
自分達より高性能の紅葉に気を取られている隙に、女性を確保している軍服の後頭部に衝撃が走った <br />
壱織が軍服の脊椎コードを切断したからである <br />
「大丈夫ですか？早くこっちへ！」 <br />
「あ…あんたは…!!」 <br />
力の抜けた軍服の腕から佳奈果を離し壱織は家の外へ駆けだす <br />
車の周囲にも、軍服の集団が集まりだしていた <br />
「…ちっ、ここは住宅街だぞわかってんのか!?」 <br />
中の人間がどうなっているのかが解らないため、壱織達が来るまで車は発進はできない <br />
かといってこのままでは道が軍服で埋め尽くされてしまう <br />
「大家さん!!」 <br />
「ちょ、ちょっと待っておくれよ…っ!!」 <br />
壱織が女性の手を引き玄関から跳びだした <br />
「遅い!!早くしろ壱織!!」 <br />
車の後部座席を開けて二人を入れる準備をする <br />
しかし、一発の銃声の後、女性は崩れ落ちた <br />
力が抜け去ったのではない、文字通り硝子のように崩れ落ちたのだ <br />
大樹も壱織も、突然起きた常識を無視した現象に自らの目を疑った <br />
門を越え、転がってきた女性の首を見て理沙は <br />
無表情なその顔を、恐怖で歪ませた <br />
「…ま………ま…………？」 <br />
それを聞き逃さなかった大樹は、理沙の方へ振り返り聞き返した <br />
「……なに？」 <br />
梨沙の様子は明らかに異常だった <br />
「いや…いやぁっ…ママが、や…あっ…」 <br />
全身が震え、顔は蒼白となり、こんな状況なのに何かに耐えているような <br />
しかしそれは限界へと達し絶叫と共に産み出した <br />
「ぁぁ…ぁぁああああっ…っ!!!!」 <br />
梨沙のスカートの隙間から銀色の液体が流れ出す <br />
その場に屈み込んだ理沙は吐き気を催す自身の変化に口元を押さえこむ <br />
「おい、理沙!!」 <br />
そう言って車から飛び出し理沙の席へ駆け寄ると、窓越しに何かと目が合った <br />
それは巨大な複眼、銀色の液体がうねり、固まり、変色し、クリーム色の蟲のような機械を形作っている <br />
「うぐっ…ぅぅっ…～～～!!」 <br />
苦しむ梨沙の足を伝い、元は人の子を生むべきそこからも機械は溢れ出し理沙の体を埋め尽くそうとしていた <br />
「梨沙!!くそ、そこから出ろ!!」 <br />
蟲の群れとなった車内から理沙を助け出そうとドアを開ける <br />
しかし車内から飛び出した蟲の群れが大樹を押し出した <br />
「うわあぁっ!?…ウソだろ？」 <br />
それは羽虫だった、細かい羽虫が車から溢れ出し、一瞬の内に辺り一帯の空間を覆い尽くした <br />
しかし羽虫は車と家屋から一定の距離を置いている <br />
堪らなかったのは軍服達だ、正体不明の羽虫が機械の隙間から入り込んでくるのである <br />
壮絶な羽音に何事かと窓を開けた一般人にも羽虫達は襲い掛かり、悲鳴と絶叫が街中から響く <br />
<br />
バチ…… <br />
<br />
そしてどこかで火花が走り、羽虫達は街全体を巻き込んで…大爆発を引き起こした <br />
<br />
ゴバアアアアアアァァァァァ…!!!!!! <br />
<br />
「梨沙あぁぁぁぁ!!!」 <br />
大樹の呼び声は、爆風にかき消された <br />
<br />
<br />
それは、何処から来たのか… <br />
とある研究施設に辿り着いた、瀕死の男の応急治療から始まった <br />
『これはどういう事だ？人間が持ちえる生命活動器官を何で代用しているんだ…』 <br />
現代の科学技術を凌駕した技術によって改造を施されたその身体は <br />
その殆どが機械仕掛けだった <br />
それは、その手術に立ち会った女学者の目に見ても複雑かつ簡易的な機構 <br />
『ありえない、こんな簡単な機構で生命維持なんてできる筈がない <br />
でも現にこの男は生きている…』 <br />
まるで魔法だ、優れ過ぎた技術は魔法としか認識することができないと何処かの心理学者が言っていたが <br />
これは紛れもないオーバーテクノロジーだった <br />
『こ…こいつ、俺達にも造れるんじゃないか…？』 <br />
ある一人の研究員が、手術中に呟いた <br />
<br />
ノイズ、一呼吸置いて、瞼が開いていく <br />
「…っく」 <br />
瓦礫を押し退けて地表に這いあがった壱織は、まさに地獄と形容すべ光景を目にした <br />
平和な筈の住宅街の家屋はその殆どが原形を残しておらず戦いの凄惨さを物語り <br />
崩れた家屋からは死臭が、燃え上がった家屋からは人の焼ける臭いが漂ってくる <br />
「一体、何が起こったの？」 <br />
ひび割れたバイザーが自己修復を始める、サイボーグ化の際自身の血に混ぜられた <br />
微小機械が生物と機械の中立を保っているその副作用だ…それで、思い出した <br />
「そうか、どうりで梨沙ちゃんが生身に近かった訳ね。」 <br />
爆発前に理沙が見せたあの異変、あれは機能を拡張した微小機械が蟲として集合体を形作ったものだ <br />
本物の虫を含む生物の殆どが細胞の集合体として形作られるのと同じように <br />
恐らくは梨沙自身も身体は微小機械の塊なのだ <br />
そうこう壱織が思案しているうちに、紅葉が瓦礫から這い上がってきた <br />
「…ぶはっ!!壱織姉ぇ、一体何が起こったんだ…っ!!?」 <br />
鼻を突く死臭に思わず鼻を押さえる、直感的に脳に植えつけられた本能を刺激しない為に <br />
「これは、一体何が起きたっていうんだよ…」 <br />
「紅葉、あれを見て。」 <br />
壱織に促され、紅葉が見た先には <br />
四肢を粉々に破壊された軍服の頭部を握り上げる、クリーム色の『怪人』が居た <br />
「多分これは、罠だったのよ。 <br />
梨沙の親戚なんて初めから居なかった、母親の偽物を殺して梨沙のトラウマを刺激させ <br />
暴走させた本来の機能と破壊力を試す、実験。」 <br />
ヘルメットの下で壱織がぎりりと歯軋りをする <br />
上空から、ヘリコプターの羽音が聞こえる <br />
垂れ下がってきたワイヤーを伝い、黒い軍服を着た集団が降りてくる <br />
今度は全員が女性、爆発前に戦った集団より格上と悟れる <br />
いや、壱織が睨むのはその先、クリーム色の怪人と壱織達の中間に佇む少女だ <br />
18歳前後に見えるスタイルの整った身体を作務衣に包み、背後に身の丈の半分はある紫色の多脚の機械を従え <br />
銀色の長髪をツインテールにした少女、その頭部には壱織達と同じ赤い二本のアンテナ <br />
「No.1…いえ、桜博士。 <br />
この一帯は完全に社会から末梢…ロストされました。 <br />
No.5をこのまま引き渡すのであれば、 元同僚 の好でこの場は見逃します。 <br />
只でさえ、今はあの子を取り押さえるだけで強化兵も多く廃棄する事になりそうですし。」 <br />
混乱する紅葉を背に、壱織が睨みかえして女性に言い返す <br />
「ふざけるのはその病的な女装趣味だけにしてほしいんだけど？三井教授。」 <br />
それは明らかな挑発だった、頬をひくつかせ、少女…三井教授は言い放つ <br />
「特殊改造機No.3の権限において、No.1及びNo.4の破壊を許可します!!」 <br />
「くぅぁぁぁぁああああああああああああ!!!」 <br />
その怒号と共に、クリーム色の怪人が涙をまき散らし雄叫びをあげた <br />
瓦礫の隙間を伝い、クリーム色の液体が滲みだし巨大な蟲が姿を現した <br />
それも一体ではなく、軍服で包囲された隙間を埋め尽くすように大量に <br />
「…駄目っ!!」 <br />
壱織が叫んだ時にはもう遅く、蟲達は強靭な顎で近くの軍服を砕き、喰らい始めた <br />
三井教授もこれは予想外の状況らしく、舌打ちして多脚機械の上に跳び乗った <br />
「な…なぁ!!どういう事だよ!? <br />
あの怪物は何!?それに壱織姉ぇが…」 <br />
紅葉が言おうとした事を遮り、壱織は言った <br />
「あれは、梨沙ちゃんの生んだ兵器よ。 <br />
それであの怪人が…梨沙。」 <br />
紅葉は悲痛な表情で怪人…理沙を見た <br />
嘗てのクリーム色の美少女の面影はなく、複眼から絶えず涙を流し暴れる梨沙に <br />
紅葉は嘗ての自分の姿を重ねた <br />
「うそ…嘘だよね…梨沙ぁ!!」 <br />
現実を否定するように嘆く紅葉をよそに、三井教授は狂喜を高笑いに乗せて笑った <br />
「これだ!!!我々が今まで達し得なかった肉体の限界を超えた進化!!! <br />
これで我々は、『あの男』にまた一歩近づいた!!!」 <br />
その時、轟音と共に弾丸が三井教授の頭部めがけて放たれた <br />
しかし三井は微動だにせず、足元の多脚機械が器用に広い壁の瓦礫を蹴りあげ着弾を防ぐ <br />
弾丸が炸裂した壁は一瞬の間をおいて爆発した <br />
弾道の先には巨漢と呼べる体格でさえ不釣り合いな銃を持ち脱臼した肩を抑え <br />
額から血を流しつつも生き延びた大樹の姿があった、彼も生身ではあるが一般人ではない <br />
苦痛に顔を顰めながらも、肩をどうにか押し治しもう片腕で銃を紅葉に襲い掛かる軍服に向け放つ <br />
「が…あっ!!」 <br />
反動でまた鍛えた肩が外れそうになり、更なる苦痛に声なき悲鳴を上げそうになるが押し殺す <br />
右胸に着弾した弾丸は爆発し、軍服は微塵に消し飛んだ <br />
「否定するな!!戻してやれ、泣いてるだろうが理沙は!!」 <br />
その一声が鶴の一声になり、我を取り戻した紅葉は三井教授の認識速度を上回るスピードで理沙に駆けだした <br />
壱織も背中に内蔵した剣を抜き、三井教授と軍服達に構える <br />
「貴様、まさかあの時の!!」 <br />
睨む三井に大樹は好戦的な笑みを見せて言った <br />
「よぅじじぃ、怒鳴り声に迫力が無くなったなおい？」 <br />
「…!!No.5の確保を最優先しろ!!!」 <br />
三井教授の指令を受け軍服達が梨沙の方を向くが、その隙をついて <br />
大樹は弾丸を一つ取り出し、安全ピンを抜いて軍服に投げた <br />
弾丸にした時より高威力の爆発が軍服を襲う <br />
それを認識した軍服は大樹にも襲い掛かるが振り下ろされる鉄槌を銃身で受け流し、後方の軍服の心臓部にそれをぶつけ破壊させる <br />
そして近接した軍服の口に通常のピストルを押し込み何発も放つ <br />
ビクビクリと痙攣した後、軍服は動かなくなった <br />
それを蹴り飛ばした大樹が軍服達から距離を置くのを手伝うように壱織が軍服の集団に剣を振る <br />
鋭利な切断面で、大樹に殺到した軍服の数体が切り裂かれた <br />
「思いどうりに行くと思うなクソ爺ィ、せめてお前だけでも此処で潰す!!」 <br />
引かず、親指を下に向け挑発する大樹 <br />
「梨沙も渡さない!!」 <br />
剣を三井教授に向け、ファウスト達の注意をこちらに向ける壱織 <br />
そして、怪物蟲の頭を踏み越え理沙に向い跳躍する紅葉 <br />
「気をしっかり持って、梨沙ぁ!!」 <br />
三つ巴の戦闘が始まった <br />
　　　　　　　　　　　　　　To be continued ]]></content:encoded>
    <dc:subject>未選択</dc:subject>
    <dc:date>2009-10-12T21:09:03+09:00</dc:date>
    <dc:creator>架琉魔</dc:creator>
    <dc:publisher>NINJA BLOG</dc:publisher>
    <dc:rights>架琉魔</dc:rights>
  </item>
  <item rdf:about="http://kakaruma.blog-sim.com/%E6%9C%AA%E9%81%B8%E6%8A%9E/act3-%E9%87%8E%E8%8F%9C%E3%82%B9%E3%83%BC%E3%83%97%E3%81%A8%E6%81%90%E3%81%84%E9%A1%94%20">
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    <title>act3:野菜スープと恐い顔 </title>
    <description>東京の込み入った車群の隙間を緑色のバイクが走り抜ける。 
「～♪」 
鼻歌を歌いながら梨沙の服を買いに走る壱織は 
部屋の鍵を閉め忘れていたことに未だ気付いていない 

一方、壱織達の住むアパートの一室に硬直した空気が立ちこめる。 
その原因はアパートの主である菅原 大樹…大家さんの恐面...</description>
    <content:encoded><![CDATA[東京の込み入った車群の隙間を緑色のバイクが走り抜ける。 <br />
「～♪」 <br />
鼻歌を歌いながら梨沙の服を買いに走る壱織は <br />
部屋の鍵を閉め忘れていたことに未だ気付いていない <br />
<br />
一方、壱織達の住むアパートの一室に硬直した空気が立ちこめる。 <br />
その原因はアパートの主である菅原 大樹…大家さんの恐面だろう。 <br />
昨夜巨大組織の一端と戦い、勝利した紅葉でさえまるで蛇に睨まれた蛙のように動けない。 <br />
彼女相手に生身でこれだけの迫力が出せるこの男は <br />
壱織に三ヶ月分の家賃をごまかされている。 <br />
置き手紙にあった内容も今知られただろう。 <br />
紅葉達サイボーグも、ヘルメットに守られていない時に鈍器で殴られれば疑似的な痛みが脳に警告を発するようになっている。 <br />
かつてうけた大家さんの拳骨は鈍器の域に達していることも紅葉は知っている。 <br />
一触即発、梨沙にいたっては顔だけで涙目になってしまっている。 <br />
涙腺があれば、恐らく紅葉もそうなっている。 <br />
しかし、静寂は突然中断された。 <br />
きゅうぅ… <br />
梨沙のお腹が鳴ってしまった。 <br />
梨沙も先ほど起床したばかりだった。 <br />
「ふうぅ…。」 <br />
胡座をかいていた大家さんはため息をつきながら立ち上がった。<br />
生理的なものであれ、この空間に動きを与えてしまった事を理解した梨沙は必死で首を横に振る。 <br />
しかし大家さんは梨沙に向かって歩を進める。 <br />
足音が凄く重く聞こえるのは幻聴なのだろうか。 <br />
大家さんの手が梨沙の頭に延びる。 <br />
梨沙は反射的に目をつむった。 <br />
しかし大家さんの手は梨沙の頭をくしゃくしゃと撫で回しただけだった。 <br />
やがて大家さんは台所を向いて言った。 <br />
「飯作ってやる、食えるか？」 <br />
<br />
食卓に出されたのは三杯の野菜スープ。 <br />
普通に見て美味しそうな見事な作りである。 <br />
しかし梨沙はそれを前にしても匙を持とうとしない。 <br />
半年間得体のしれない物体を飲まされ続けた梨沙は何かを口に入れる事が恐怖になっているのかもしれない。 <br />
大家さんは腕を組んで見ている。 <br />
「なかなか食わねぇな…」 <br />
紅葉は一口掬ってのんでみせた。 <br />
「ほら、飲んでも大丈夫だから。」 <br />
と言っても紅葉には味覚は無く、成分表示と保有アミノ酸量表示が視界に映るだけであるが <br />
暖かいと言うことだけは理解できた。 <br />
それを見て、梨沙はやっと恐る恐るスープを口に運ぶ。 <br />
大家さんが息を飲む。 <br />
「………!!」 <br />
梨沙の瞳が一瞬ではあるが初めて光を映した。 <br />
そして次々と匙が進むようになる。<br />
大家さんはその様子を見て嬉しそうに岩のような顔を綻ばせた。 <br />
「おぉ食った食った、旨いか？」 <br />
…………こくり。 <br />
梨沙は小さく頷いた。 <br />
紅葉がこのアパートに来て一年、度々見かける大家さんの優しい笑顔は時に壱織を思い起こさせる。 <br />
彼がどのような形で自分達に関ったのか謎ではあるが <br />
どんなに恐い顔で乱暴だろうと <br />
彼は基本的に善人であると言う認識を紅葉は再確認した。 <br />
「家賃の話は、財布持ってる壱織が帰ってからだからな。」 <br />
…………。 <br />
<br />
スーパーで壱織が選んだのはオレンジ色のセーターと赤いチェックのスカート。 <br />
それらを持ってレジへ向かう。 <br />
「2800円になります。」 <br />
そう言われてコートのポケットを探ると、壱織は気付いた。 <br />
「す…すいません！ <br />
財布を忘れてしまったので、取ってきます！」 <br />
そう言って走っていった壱織を見送り、店員は預かった服をとりあえず袋に積めて次の客を招いた。 <br />
]]></content:encoded>
    <dc:subject>未選択</dc:subject>
    <dc:date>2009-10-12T21:04:46+09:00</dc:date>
    <dc:creator>架琉魔</dc:creator>
    <dc:publisher>NINJA BLOG</dc:publisher>
    <dc:rights>架琉魔</dc:rights>
  </item>
  <item rdf:about="http://kakaruma.blog-sim.com/%E6%9C%AA%E9%81%B8%E6%8A%9E/act2-%E6%94%B9%E9%80%A0%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%9F%E5%B0%91%E5%A5%B3%E9%81%94%20">
    <link>http://kakaruma.blog-sim.com/%E6%9C%AA%E9%81%B8%E6%8A%9E/act2-%E6%94%B9%E9%80%A0%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%9F%E5%B0%91%E5%A5%B3%E9%81%94%20</link>
    <title>act2:改造された少女達 </title>
    <description>夜の山動を黄色い車が走る。 
運転をしているのは大柄な巻毛の中年。 
「そいつが、半年前の被害者か。 
髪の色まで変わっちまってるじゃねぇか。」 
少女の髪は淡いクリーム色、日本人にはあり得ない色をしていた。 
そして頭に生えた二本の白いアンテナは 
少女が不可逆なまでに改造を受けた証だ...</description>
    <content:encoded><![CDATA[夜の山動を黄色い車が走る。 <br />
運転をしているのは大柄な巻毛の中年。 <br />
「そいつが、半年前の被害者か。 <br />
髪の色まで変わっちまってるじゃねぇか。」 <br />
少女の髪は淡いクリーム色、日本人にはあり得ない色をしていた。 <br />
そして頭に生えた二本の白いアンテナは <br />
少女が不可逆なまでに改造を受けた証だった。 <br />
何にも反応しない少女の目を見ても、少女の今後が絶望的に思えた。 <br />
それを鏡で覗いた中年は少女を哀れんだ。 <br />
「せめて日常生活を送れるほど、組織の技術が進んでいることを祈るしかねえな。」 <br />
中年が言うと壱織が心配そうに言った。 <br />
「大家さん、もし…駄目だったときは…」 <br />
「いいさ、変な住人にはお前等で慣れてるよ。 <br />
それよりは受け入れられる事を願えよ。」 <br />
大家さんと呼ばれた中年は壱織を見た。 <br />
そしてある事に気付く。 <br />
「おい、その子最初からそんな蒼かったか？」 <br />
「ふぇ？そういえばさっきから小刻みに震えてるような…」 <br />
壱織の返答を聞いて大家さんの予感は確信へと変わった。 <br />
少女は涙目で何かに耐えていた。 <br />
「………………うぇっ………」 <br />
車は急ブレーキした。 <br />
突然の急ブレーキで、今まで熟睡していたNo.４は目を覚ました。 <br />
「ぷぁっ!?なんだ何だぁ!!?」 <br />
「紅葉!!!そのガキ連れて早く道際に行け!!!!」 <br />
「ひゃいっ!!!」 <br />
大家さんの怒号に驚いたNo.４は言われるがままに車を出た。 <br />
紅葉(もみじ)とはNo.４の人間としての呼び名らしい。 <br />
「よし、そのままその子の背中をさすれ。 <br />
優しくだぞ。」 <br />
「？？？」 <br />
寝起きの紅葉はそのまま少女の背中をさすった。 <br />
「う…うえぇっ…」 <br />
それを車から見ていた大家さんは… <br />
「…生身と変わりないみたいだな。」 <br />
と暢気なため息をこぼし、壱織は少女の吐いた物体を見ていた。 <br />
クリーム色のゲル状の物体。 <br />
建物の地下で、少女が絶えず注入されていたものだった。 <br />
「ファウスト…っ!!!」 <br />
壱織は、少女を非道な器具に繋ぎ自分達を人外へと改造した組織の名を憎々しげに呟いた。<br />
夜明け、車はとあるアパートの前に止まった。 <br />
「他の住人が寝てるから静かに帰れよ。」 <br />
「「はぁぃ。」」 <br />
二人は小声で返事すると、少女を壱織が担ぎ鉄の階段をそっと上って行った。 <br />
それを確認した大家さんは安心のため息をこぼし、自分の部屋へと帰っていった。 <br />
菅原 大樹(すがわら だいき)37歳独身は生身の一般人である。 <br />
この中年が何故、彼女達非日常の存在と関わるようになったのかを語るのは <br />
まだ遠い先のことである。 <br />
<br />
「はいよ手を上げな。」 <br />
紅葉は少女と一緒に風呂場の前で服を脱いでいた。 <br />
少女も、紅葉の言うままに今や服とは言えない布切れを脱いだ。 <br />
「言ってることは解るみたいだなぁ。」 <br />
生まれたままの姿(?)となった二人は遠目にみると生身の人間に見える。 <br />
だが、紅葉の横顔には耳がなかった。 <br />
代わりにあるのは銀色のアンテナ。 <br />
頭部の赤いアンテナこそが彼女の耳なのだ。 <br />
しかし… <br />
「この子には…耳があるな…。 <br />
一体どんな改造を受けたんだ？」 <br />
壱織は二人が風呂に入っている間テレビでニュースを見ることにした。 <br />
壱織はあの二人とは根本的に仕様が違うのだ。 <br />
風呂には浸かれるが、浸かる意味がない。 <br />
『昨日午前8:45に、近隣住民の通報により <br />
東京都杉並区在中の…さんがロストしていたことが判明しました。 <br />
付近の皆さんは戸締まりに細心の注意を払って下さい。』 <br />
「またか…。」 <br />
ロストとは、近年発生し続けている連続誘拐事件の総称である。 <br />
一般には、そう語られているが <br />
実際、その現象の正体は秘密組織『ファウスト機関』のヒューマン・ミューティレーションである。 <br />
壱織は悔やんだ。 <br />
ロストした人間をどれだけ探しても見つけるには何ヶ月もかかり、その度間に合わなかった。 <br />
その様はまるでイタチごっこなのだ。<br />
一緒に風呂に入りながら、紅葉と少女は黙っていた。 <br />
「………なぁ、なにか話せるか？」 <br />
先に口を開いたのは紅葉だった。 <br />
性格上、紅葉にはこの静寂は耐え難いらしい。 <br />
「ん～と、名前は…」「りさ…五花 梨沙。(いつか りさ)」 <br />
少女、梨沙は消えそうな声で答えた。 <br />
それを聞いた紅葉は嬉しくなって続けた。 <br />
「梨沙ちゃん…か、良い名前だ。 <br />
あたしは四季 紅葉で、もう一人は桜 壱織、それで…」 <br />
「…次はいつチューブを挿し込むの…？」 <br />
「……っ!!!」 <br />
紅葉が梨沙の方を見ると、梨沙は泣いていた。 <br />
梨沙が地下で受けた非道、大小不気味なクリーム色のゲルを絶えず吐き出すチューブを <br />
口・鼻・耳・菊穴・そして幼い秘所…体中の穴という穴に深く挿し込まれ <br />
ゲルを体内に吐き出される度、それが体中の細胞を蹂躙する。 <br />
暗い闇の中ただ自分が書き換えられる恐怖におびえる毎日。 <br />
「…梨沙ちゃん、あたし達はあいつ等とは違う。 <br />
もう君は自由なんだ、あんな酷いこともうされないで良いんだよ。」 <br />
「…同じことをしてた…。 <br />
聞こえた、怖い声を出して逃げる人達を、潰して、潰して、潰して…」 <br />
紅葉の表情に旋律が走る。 <br />
「あの人達がパパとママを殺したみたいに…。 」<br />
その言葉が、紅葉にどれだけ重くのしかかっただろう。 <br />
紅葉本人も、自覚はしていた。 <br />
建物に進入する際、どれだけ多くの戦闘員を殺したか… <br />
(久々の狩りだ…遠慮できる訳がない…) <br />
「…っ!!!」 <br />
心のどこかで囁いた紅葉は両手で自らの顔をバチバチ叩いた。 <br />
紅葉はこの程度の衝撃で痛みを感じることはない。 <br />
これは紅葉なりの気付けだった。 <br />
「…確かに、私は汚れてる。 <br />
だから梨沙ちゃんだけは綺麗に日常に返してやりたいんだ。」 <br />
ニッと作り笑いをする。 <br />
「………。」 <br />
「信じてくれなくて…結構だけどさ。」 <br />
結局、梨沙は紅葉に気を許さなかった。 <br />
それでもいい、梨沙は明後日には親族に会わせる予定だ。 <br />
梨沙を受け入れて貰えるために綺麗にする。 <br />
汚れた自分は受け入れて貰えなかったのだから… <br />
<br />
<a href="//kakaruma.blog-sim.com/File/IMG_0001.jpg" target="_blank"><img src="//kakaruma.blog-sim.com/Img/1255386355/" border="0" alt="" /></a><br />
<br />
夢とは眠っている間に記憶をリフレインさせる作業であるという説がある。 <br />
その晩、紅葉は過去の夢を見た。 <br />
『やだぁっ!!やめて!!助けて!! <br />
機械の体なんかなりたくない!!!』 <br />
紅葉もまた、ロストの被害者として <br />
ファウスト機関に誘拐された実験体だった。 <br />
『おぉ、今回の実験体は元気なお嬢さんじゃないか。』 <br />
『ひっ……。』 <br />
機関の幹部らしき男が生身の紅葉の顔を覗きこむ。 <br />
そして手に持ったナイフを左手首に深く突き刺した。 <br />
『ぎゃいっ…あぁ…いあぁぁあああっ!!!?!!』 <br />
ナイフを捻り込まれる激痛に紅葉は悲鳴と言うにはあまりに本能的な叫びをあげる。 <br />
『手術を受けなければ痛みに解放されず死ぬ。 <br />
受けたいだろう？』 <br />
…頷かざるを得なかった。 <br />
<br />
狼のような体と最新の変身機構を与えられた紅葉は組織の暗殺班に道具として使われた。 <br />
消去対象は組織をおうあらゆる政府機関の長達。 <br />
対象を補足する度に首輪のような受信機構から衝動を送り込まれる。 <br />
最初は必死で抵抗する、しかし勝てたことはなかった。 <br />
(殺せ!!狩れ!!喰らいつけ!!!!) <br />
(やだ…あたしは人間だ…犬じゃない…骨を折る感覚も、肉を喰いちぎる感覚も…気持ち良くなんか…なんか…) <br />
どれだけ言い訳を考えても、その感覚を思い出す度に <br />
全身を催すような感覚が沸き身を捩らせる。 <br />
人間形態で苦しむ私を心配し、対象が紅葉の肩を叩く。 <br />
『うぁ…あああぁぁぁあああっ!!!』 <br />
その瞬間、紅葉の脳の奥底が爆ぜた。 <br />
肩を叩いた手を握りつぶす。 <br />
肘で胴体の内蔵を押しつぶす。 <br />
頭を掴み体から引き離す。 <br />
まるで鬱憤が溜まった状態でぬいぐるみの手足をもぐ様な、それを何倍にも凝縮したような快感が両手を襲う。 <br />
『はっ…はっ…もう終わり？ <br />
周りの護衛でヤってもいいの？』 <br />
死体の肋骨を踏み折りながら先ほどまでの紅葉とは全く違う <br />
快感に酔った声で首輪への送信者へ問う。 <br />
答えは、更なる衝動。 <br />
『ひはっ…いっぱい…殺せるぅ…vv』 <br />
パブロフの犬、それは当時の紅葉をもっとも正確に表せる言葉だった。<br />
『はぁ…はぁ…はぁ…はぁ…あは…』 <br />
理性と記憶は虐殺が終わって余額に浸っている間に帰ってくる <br />
(もう少しこの快感に浸っていたい…) <br />
そう思った時点で、紅葉はもう後戻りができないことを悟った。 <br />
<br />
それから数週間後の事だった、桜 壱織の抹殺指令が出たのは… <br />
最初は、ただつまらなく感じた。 <br />
(なんだ…たった人間一人、快感に酔いきることもできない。 <br />
せめて人間としての後悔が残らないように殺そう…) <br />
『君…名前は？』 <br />
『うん？』 <br />
突然話しかけられる。 <br />
『人間だった頃の名前。』 <br />
…ファウストのかなり深い所まで知っているようだ。 <br />
抹殺指令が出るのも当然、なら隠す必要もない。 <br />
衝動に任せて変身する。 <br />
『四季 紅葉、今はもうパブロフの犬。』 <br />
紅葉の返事を聞くと壱織はくすすと笑った。 <br />
『よかった、君はまだ答えられるんだね。』 <br />
言いたいことは解る。 <br />
私の他にも、改造を受けた仲間は沢山居た。 <br />
彼らは快感に完全に溺れきっていた。 <br />
『だからなんだ。』 <br />
『君を…助けられるかもしれない。』 <br />
紅葉は鼻で笑った。 <br />
『はっ、できるものなら!!』 <br />
右手に放電した電気が走る、そして拳を振り下ろす。 <br />
『助けてよ!!!!』 <br />
自分の為にせめて一瞬で殺そう、そう思っての電磁加速ブロウだった。 <br />
しかし、拳は壱織にあっけなく掴み取られる。 <br />
黒い手袋に放電した電流が逃げていくのが見て解る。 <br />
紅葉は動揺した。 <br />
『な…何で…？』 <br />
丸く優しそうな壱織の目が一瞬で鋭くなる。 <br />
『その首輪か……』 <br />
紅葉の手を振り払い、バックステップで大きく下がる壱織。 <br />
裾の長いコートを翻し、頭を隠す帽子を脱ぎ捨てた壱織を見て紅葉は確信した。 <br />
赤いアンテナ、胴回りの変身機構… <br />
彼女もまたファウストのサイボーグだった。 <br />
だが壱織は顔を除いて殆ど機械の体を晒した状態だったのだが… <br />
『変身!!!!』 <br />
壱織がコートを脱ぎ捨てて叫ぶ。 <br />
変身機構のバックルが唸り、壱織から発された熱風が辺りを覆う。 <br />
人工皮膚の周りを甲冑が包み込む。 <br />
頭部を緑のヘルメットと漆黒のバイザーが覆い <br />
ヘルメットに束ねられた髪は熱を持って発光する。 <br />
それはまるでヒーローの出で立ちだった。 <br />
『あんたもサイボーグ…それも…』 <br />
『スプレーがないと肌も偽れない旧式よ。』 <br />
壱織は人間の常識を無視した加速で紅葉に積め寄る。 <br />
それが紅葉に恐怖を与える。 <br />
『う、うあああぁぁっ!!!』 <br />
紅葉は全力で壱織の全身を蹴りあげた。 <br />
壱織の体が宙に舞う。 <br />
しかしすぐに体制を正し落下してくる。 <br />
『ふぅっ…んぁ…あぁっ…』 <br />
それを待っている間首輪から激しい衝動が送り込まれ <br />
紅葉は呻き声をあげて立ち眩みを起こす。 <br />
(何故狩れない!!殺す!!割る!!砕く!!従う!!) <br />
『もう…嫌だあああぁぁっ!!!!』 <br />
高速振動と高電磁、二つを兼ね備えた凶器の拳を落下先に振る。 <br />
しかしその直前に壱織は空気を蹴った。 <br />
完全に振り上げた拳は戻せない。 <br />
反射的に蹴り上げようと片足を動かすと反対の足を払われバランスを大きく崩す。 <br />
そして顎に掌打を叩きつけられる。 <br />
『ぎゃんっ!!?』 <br />
脳を大きく揺さぶられ、暗転。 <br />
首元を引きちぎられた感覚の後、紅葉は思考を手放した。 <br />
<br />
どうやら組織では死んだという事にされていたらしい。 <br />
首輪を外されれば、変身機構の調整ができなくなり <br />
暴走して死に至るからだ。 <br />
しかし、改造を受けた際、生命維持のため最も重傷を負っていた左手首が変身の要となっていた私は奇跡的に、助かった。 <br />
目覚めが近いらしい、夢は段々短い映像がフラッシュバックするようななってくる。 <br />
『そんな汚らしい人形が私の娘なものか!! <br />
侮辱も対外にしろ!!!』 <br />
紅葉はその後家族の元に送られた。 <br />
改造前の記憶の大半を〈調教〉によって埋められていた紅葉は自分が良家の生まれだったことに驚いた。 <br />
しかし、紅葉の父は紅葉を頑なに拒絶した。 <br />
紅葉にはもう帰る場所がなかった。 <br />
<br />
『ねぇ、良かったら一緒に住まない？』 <br />
『へ？』 <br />
<br />
「…懐かしい夢を見たな…。」 <br />
時計を見ると午前１１時、随分長い間寝ていた… <br />
「…ん？ どした？」 <br />
横にはおびえきった顔で正座する梨沙。その前に置かれた置き手紙を読む。 <br />
「え～なになに？ <br />
梨沙ちゃんの服を買ってきます。 <br />
大家さんには見つからないようにして下さい。 <br />
あの人のことだから「服買う金があるなら家賃払えよ。」と言いそうですから…」 <br />
…あれ？おかしいな、今声がかさなったぞ？ <br />
後ろを向くと、そこには鬼が居た。 <br />
「そりゃないよ壱織姉ぇ…」 <br />
紅葉は現在の驚異を相手に通用する言い訳を考えた。]]></content:encoded>
    <dc:subject>未選択</dc:subject>
    <dc:date>2009-10-12T20:58:49+09:00</dc:date>
    <dc:creator>架琉魔</dc:creator>
    <dc:publisher>NINJA BLOG</dc:publisher>
    <dc:rights>架琉魔</dc:rights>
  </item>
  <item rdf:about="http://kakaruma.blog-sim.com/%E6%9C%AA%E9%81%B8%E6%8A%9E/act1-%E5%8A%A9%E3%81%91%E5%87%BA%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%9F%E5%B0%91%E5%A5%B3%20">
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    <title>act1:助け出された少女 </title>
    <description>深夜…ある山脈の奥深く、自然に包まれた山中に明らかに異質な建造物が建っていた。 
パイプで表面を覆われたそれはまるで何かの工場だった。 
それを見おろす位置に立つ二人の女性。 
いずれも流れるような長髪に赤いアンテナが二本、頭部から生えている。 

方や全身を多い隠す裾の長いコートを羽織っ...</description>
    <content:encoded><![CDATA[深夜…ある山脈の奥深く、自然に包まれた山中に明らかに異質な建造物が建っていた。 <br />
パイプで表面を覆われたそれはまるで何かの工場だった。 <br />
それを見おろす位置に立つ二人の女性。 <br />
いずれも流れるような長髪に赤いアンテナが二本、頭部から生えている。 <br />
<a href="//kakaruma.blog-sim.com/File/IMG_0002.jpg" target="_blank"><img src="//kakaruma.blog-sim.com/Img/1255386329/" border="0" alt="" /></a><br />
方や全身を多い隠す裾の長いコートを羽織った女。 <br />
方や動きやすそうなタンクトップにジーパンを履いた女 <br />
「ここが、あの子のいるプラントね…」 <br />
「ニュースから半年もかかっちまったな… <br />
生きてたとしても多分、もう…」 <br />
タンクトップの女が言いかけたのをコートの女が制止する。 <br />
「生きていたら、それで良いの。 <br />
私たちだってそうでしょう？」 <br />
コートの女が優しく微笑むと、銀色のポニーテールがサラリと揺れた。 <br />
「じゃあ、行こっか。」 <br />
二人は森の中に消えた。 <br />
<br />
(…揺れてる…。) <br />
建物の奥底で少女は不意に襲う不快感に目を覚ました。 <br />
少女は不定型な椅子に座らされ、体の至る孔にチューブを挿れられれる <br />
定期的に点滴を刺し、また定期的に身体能力をを測定される。 <br />
その間彼女は遠くの振動を感知できるようになっていた。 <br />
それを半年間繰り返されていた彼女は今日も考えるのを辞めた。<br />
<br />
建物の廊下に視点は変わり、血塗れの男が壁に叩き付けられる。 <br />
男が睨んだ先にはコートの女。 <br />
「ぐふぅっ!!…貴様、何者だ…」 <br />
「聞いているのは私の方。 <br />
半年前、貴方たちが誘拐した子は何処にいる？」 <br />
男は口を噤み離そうとしない。 <br />
コートの女は落ちている無線を拾い上げスイッチを入れた。 <br />
『司令室、司令室!!!こちら第四防衛ライン!!! <br />
現在所属不明の戦力と交戦中!!! <br />
至急増援を、繰り返す至急増援を!!!』 <br />
答えようとする男の口を手で塞ぎ、コートの女が答えた。 <br />
男と全く同じ声で。 <br />
「『実験体の処分を優先する。増援は、その後だ。』」 <br />
『そんな、地下37階だぞ!? <br />
片道だけでどれだけかかると思っているんだ!!! <br />
時間がない、間違いなくあれはNo.４…』ブツッ <br />
不快な音を立てて通信が途絶えた。 <br />
おそらく、連絡を入れていた無線が壊れたのだろう。 <br />
男は無線から聞こえた『No.４』という単語を思い出して顔を青くした。 <br />
「No.４は死んだはず…まさか…まさか貴様等…!!!」 <br />
「…ここで灰になるのと、組織本部に逃げ帰って実験体に降格するのと、どちらを選ぶ?」 <br />
男は完全に答えることができなくなった…。 <br />
無線から、タンクトップの女の声が聞こえる。 <br />
『あ～もしもし、こっちの連中は灰を選んだみたいだぜ。』<br />
<br />
重い金属の扉を開ける音がする。 <br />
暗い部屋で明かりを灯したのは二人の女。 <br />
そして不定型な椅子とつながった少女を見て <br />
コートの女は顔をしかめ、タンクトップの女は口元を押さえた。 <br />
「これは、何の為にこんな事…」 <br />
「ひでぇ事をしやがる、生かして吊るすべきだった…！」 <br />
タンクトップの女が舌打ちして壁に拳を叩きつける。 <br />
コートの女は少女につながったチューブを一つ一つ抜き取る。 <br />
そして目隠しを取ると、そこには青とオレンジの、光を反射しない瞳が二つあった。 <br />
「遅すぎた…っ!!!」 <br />
コートの女は悔やむように俯いた。<br />
壁を破壊し、何者かが暗い部屋へと侵入する。 <br />
それはグロテスクな肉塊をあちこちに貼り付けたようなロボットだった。 <br />
「さしずめ本部から支給されて来た安物の防衛システムって所か。」 <br />
タンクトップの女が左腕に力をこめる。 <br />
左手の皮膚が分解し、内部から出てきたパーツと入れ替わる。 <br />
それは銀色の手甲のような物だった。 <br />
「変っ身！」 <br />
タンクトップの女が掛け声を上げると、四肢の皮膚が分解。 <br />
内部から出てきたパーツと入れ替わる。 <br />
赤いアンテナに耳のようなパーツが被さり銀のヘルメットと漆黒のバイザーが頭を覆う。 <br />
同時にタンクトップの上を銀の甲冑が覆う。 <br />
その姿は、正に狼を擬人化したようにも見えた。 <br />
No.４たる姿を明かしたタンクトップの女が体格差のあるロボットを一撃で蹴り飛ばす。 <br />
それによってロボットが塞いでいた部屋の出口への道が開いた。 <br />
「今だ、壱織姉!!その子を連れて早くエレベーターに!!」 <br />
壱織(いおり)と呼ばれたコートの女は頷いて少女を抱え出口へ向かう。 <br />
ロボットがそれを静止しようと立ち上がるが、その眼前にNo.４が立ちはだかる。 <br />
握った拳に電流が走る。 <br />
「邪魔を…すんなぁ!!!」 <br />
まるで巨大な鉄塊に鉄穿弾を打ち込んだような轟音を立てて <br />
拳をロボットの腹部に刺し込む。 <br />
そしてロボットの内部で拳を開き、掌を高速振動させてその巨体を弾き飛ばす。 <br />
「早く！！」 <br />
上昇中の簡易エレベーターの上から壱織が手を差し出した。 <br />
No. ４は跳躍し、手を掴む。 <br />
「よいしょお!!!!」 <br />
壱織が力いっぱいにNo.４を引き寄せる。 <br />
コートの袖と黒い手袋の隙間から緑色の装甲が見えた。 <br />
<br />
３人が山頂に辿り着いたその時、建物は大爆発を起こした。 <br />
「はぁ、はぁ、はぁ…助かったぁ。」 <br />
息を切らしているNo.４． <br />
「後は、この子をどうするかだね。」 <br />
少女を担ぎながらも少しも息を切らさない壱織。 <br />
山中の道路に出たところで車のライトが３人を照らす。 <br />
眩しさに光を映さない目を顰める少女。 <br />
「おぅい、もういいのか～？」 <br />
車の中から渋い年輩の男の声が聞こえる。 <br />
壱織とNo.４は微笑み、応えた。 <br />
「「ただいま。」」 <br />
<br />
Act1…Fin ]]></content:encoded>
    <dc:subject>未選択</dc:subject>
    <dc:date>2009-10-12T20:53:47+09:00</dc:date>
    <dc:creator>架琉魔</dc:creator>
    <dc:publisher>NINJA BLOG</dc:publisher>
    <dc:rights>架琉魔</dc:rights>
  </item>
  <item rdf:about="http://kakaruma.blog-sim.com/%E6%9C%AA%E9%81%B8%E6%8A%9E/%E3%83%92%E3%83%AD%E3%82%A4%E3%83%B3%E7%B4%B9%E4%BB%8B1">
    <link>http://kakaruma.blog-sim.com/%E6%9C%AA%E9%81%B8%E6%8A%9E/%E3%83%92%E3%83%AD%E3%82%A4%E3%83%B3%E7%B4%B9%E4%BB%8B1</link>
    <title>ヒロイン紹介1</title>
    <description>桜 壱織: 
秘密組織ファウスト機関に立ち向かう最初のサイボーグ。 
人命を尊重し、助けられるのであればいかなる強敵であろうと全力で助けようとする。 
医者か科学者だったらしく戦いながら紅葉の調教首輪の不調に気付くが改造前の経歴は明かされていない。 
一方でファウストに所属する人間や手遅れな...</description>
    <content:encoded><![CDATA[桜 壱織: <br />
秘密組織ファウスト機関に立ち向かう最初のサイボーグ。 <br />
人命を尊重し、助けられるのであればいかなる強敵であろうと全力で助けようとする。 <br />
医者か科学者だったらしく戦いながら紅葉の調教首輪の不調に気付くが改造前の経歴は明かされていない。 <br />
一方でファウストに所属する人間や手遅れなまでに洗脳・調教されたサイボーグには冷酷な扱いをする。 <br />
敵との性能差も大きく覆すほど冷静で人生経験も豊富だが <br />
安心すると部屋の鍵や財布を忘れるなどうっかりしたミスを連発する難癖あり。 <br />
<br />
四季 紅葉:一年前壱織に助けられた戦闘用サイボーグ。 <br />
昔は良家から拉致された令嬢で手術に抵抗した際 <br />
幹部らしき男に重傷を負わされ受けることをを余儀なくされた。 <br />
ファウストでは殺人衝動を植え付ける調教首輪をつけた上で要人暗殺・要組織破壊を強要されていた。 <br />
それ故か首輪を外された今でも本人が抑えられる程度であれ殺人衝動が出ることがある。 <br />
明るく気丈に振る舞うが本能と理性の狭間で絶えず苦しんでいる。]]></content:encoded>
    <dc:subject>未選択</dc:subject>
    <dc:date>2009-10-12T20:02:17+09:00</dc:date>
    <dc:creator>架琉魔</dc:creator>
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  </item>
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